DAWや音源の新機能から考える。次世代の音楽とは?

   

音楽機材

 

先日DTMを始めた友人と音源について話していた時のこと

trilian(ベースの専用音源)買ったよー
くぼた
そうなんだ!良いっしょ?
やばいね!下手な生音よりもリアルだわ!
これ以上リアルな音源ってさ、これからも出るのかな?

 

と、ここで思ったんですが、これ以上は無理だよなーと。

正直音源が生音のリアルさを再現するレベルはもう上限まで来ている気がします。

 

例えば…

ベース音源 trilian

 

ピアノ音源 ivory

 

このレベルの音源だと生音か打ち込みか聞き分けることはもう無理だと思います。

んじゃ今後音源を作っている会社どんなものを作っていくのでしょうか?

 

 

 

 

最近の音楽機材は「楽」を目指している

 

例えばこのプラグイン

 

おっさんがパッケージに描かれた変なソフトですが、こいつがちょっと衝撃的なんすよ。

出来上がった楽器にてきとー挿すだけで  ミックス(編曲後に行う音量や音色の細かい設定のこと)が全て終了するというとんでもないソフトで、往年の有名エンジニアの作る音を再現してくれるという優れもの。

大抵こういうのは精度が微妙だったり、実用的じゃなかったりするのですが、実際に使用してみるとかなり良い!下手に自分でやるよりも、ずっと良い音を作ってくれます。

 

このプラグインはちょっと極端ですが、人気のあるプラグイン音源は必ず「良い音であること」にプラスして「制作時間を短縮してくれるプリセットが入っていること」が条件になっています。

少し前はDTMというとチップチューンやシンセサウンドが主体で生音要素は少なかったのですが、現在は生音は当たり前。さらに楽に作れるが主体になってきています。

 

 

DAWのアップグレードは何を目指すのか

 

僕は現在cubase6.5をメインに使用していてます。cubaseはすでに8.5までリリースされており、いい加減アップグレードを検討しているのですが…どうもやる気が起きない。1年くらい前から、やらなきゃやらなきゃと思いつつ放置しています。

というのもアップグレードしても欲しい機能が無いんです。中途半端に機能改修されても微妙だし、使い慣れたインターフェイスの方が作業効率も上がります。

 

 

cubase7の画期的だった新機能

 

2012年にcubaseはバージョン6.5からバージョン7に機能改修されました。

この頃はボカロ音楽もかなり盛んで、DTM需要が大きく伸びていました。そんな中でDAW最大手のスタインバーグ(cubaseを作っている会社)は2点画期的な機能を開発しました。

 

ハーモニーボイス機能

 

録音したボーカルに自動でコーラスを作成してくれる機能です。

言葉だけで聞くととんでもなく便利そうな機能ですね。コーラスはボーカル同様に重要なパートだし、楽曲に華やかさを加えてくれます。

僕もこの機能が追加されると聞いたときは「すげぇ!絶対買う!」とワクワクしていました。

いましたが…

冷静に考えてみるといらないな。と。

 

よくよく考えてみれば、コーラスラインなんて自分で作れます。そんなに難しいものでもないし。主メロとコード進行がしっかり決まっていれば、基本的に音楽理論に基づいて簡単に作ることはできます。

ということでこの機能を目当てにアップグレードするのはやめました。

 

※ハーモニーボイス機能の解説

やっぱり微妙。結局は手直しが必要です

 

 

コードアシスタント機能

 

もう1個の注目機能はこちら。コードアシスタントです。

演奏中のコードに対し、次にどんなコードに進むべきか、どんなコードなら馴染むかを自動判別してくれる機能です。

こちらも同様にいらない。どんなコードに進むかなんて音楽理論を勉強すれば理解しています。ある程度作り慣れている人や音楽理論を勉強している人にはぶっちゃけいりません。

 

※コードアシスタント機能の解説

 

 

これがcubaseの目玉機能でした。どっちもいらないから僕はアップグレードの機会を逃しました。

 

 

ただこれは音楽理論を勉強した人間の感想です

 

音楽理論を勉強していない人にとってはハーモニーボイス機能とコードアシスタント機能は大歓喜する機能です。面倒くさい学習抜きでそれっぽいものが作れる。素晴らしい機能であることは間違いありません。

ちなみにcubase7からcubase8のアップグレードは既存ユーザーの意見を優先させたみたいです。

すごい機能だとは思うけど、やっぱりスベったんでしょうか?正直精度は微妙だったしね…。

 

 

音楽制作は簡単になってきている

 

cubaseのアップデートは精度の問題でスベった感がありますが、あくまでそれは音楽をある程度勉強ている人の間でのことです。これからDAWの購入を考えているユーザーにはとても魅力的な機能です。

少し前までは音楽制作というと「難しそう」「金がかかりそう」というイメージでしたが、現在ではそういった点もかなり改善されてきました。音質や操作性にこだわらなければ、iPadやiPhone1台あれば充分作ることが出来ます。

つまりセンスのあるやつは機材も理論も無しで、プロに勝ててしまう状態が出来上がってきたってことですな。実際ボカロPとかがメジャーデビューしてヒットを出している現状、音楽制作のプロ・アマの境界線はかなり希薄になってきています。

 

音楽には3つの楽しみ方があると言われていて

「聴く楽しみ」

「作る楽しみ」

「演奏する楽しみ」

があります。

 

今まで「聴く」「演奏する」は多数の人が趣味にしてきたかもしれませんが、「作る」という楽しみ方も、もっと浸透するかもしれませんね。

 

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