非和声音(ノンコードトーン)を世界一わかりやすく解説する

      2016/03/31

non-chordtone

 

さっきYoutubeに動画を投稿しようとしたらあなたへのオススメ動画に延々ととにかく明るい安村さんが表示されていました。一度も検索したこと無いのに。どうもYoutubeはぼくがおっさんのパンツに興味があると思っているみたいです。クソ。

 

 

さてさて、今回の解説は非和声音(ノンコードトーン)です。

今回の解説は若干長くなるし面倒くさい分野に入ります。試しに「非和声音」を検索しテキトーに出てきたページをクリックしてみてください。やたら難解そうな解説と五線譜が並んでいて難しそうですね。

安心してください!わかりますよ!

 

前回の記事脱作曲初心者!知っているとすごく便利なメロディーにコードを付ける方法でコードに対するメロディの付け方の基礎を解説しました。今回はその応用編です。ちなみに今回の内容、非和声音まで理解してしまえばインスタント音楽理論は終了です。つまり音楽を作る基礎知識ができあがりってことになります。おめでとうございます(^q^)

 

 

非和声音(ノンコードトーン)の種類一覧

 

んじゃ早速書いていきます。非和声音とはざっくり言うとメロディラインを装飾する音のことで、コードトーンから外れたメロディ音のことをいいます。前回はコード付けの例のためにつまらないメロディーを使って解説しましたが実際のメロディーはあんなつまらないものは死んでも使いません。この非和声音がうじゃうじゃといます。今回は実際自分で作った曲や既存の曲を使って解説していきます。

 

以下が非和声音の一覧です。

 

・刺繍音(補助音)

・経過音

・掛留音

・先取音

・逸音

・倚音(イ音)

 

以上です!これら非和声音は理論書や解説サイトなどで五線譜を使って解説されているのですが、楽譜を見るだけでは絶対に理解できません。

実際にどんな音なのかを耳で聞く。どういうふうに使われているのかを体感することが要になります。逆を言えば耳で聞いて体感してしまえばメチャクチャ簡単に理解することができるってことですな。

ってことで!早速一つずつ解説していきます。

 

 

 

 

刺繍音(補助音)

 

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刺繍音

 

赤いところがコードトーンで黒いところが刺繍音です。コードは C。前後のメロディが なのに対し や になっているところです。

刺繍音は前後が同じコードトーンの音に挟まれているのが特徴です。一瞬だけ音が外れすぐにまた元の場所に戻る動きをします。メロディラインに動きが無い淡々とした曲やリズム系の音楽で頻繁に出てきます。「ちょっと寄り道しちゃいました(´ェ`)」的な音です。

 

 

 

 

経過音

 

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経過音

 

黒いところが経過音です。前後が違う高さのコードトーンに挟まれているのが特徴です。

メロディーが上がったり下がっていく時に隙間に入りなめらかな動きにする効果があります。音をスムーズに動かせるためメロディーだけじゃなく楽器演奏の際にもメチャクチャ頻繁に使われます。

 

 

 

掛留音

 

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掛留音

 

コードチェンジ後もそのまま鳴り続けている音です。画像では最初のコードが に対しメロディーが だからコードトーンですが、その後Gにコードチェンジしているのに変わらずに鳴り続けていますよね。

わかりやすく言うならロングトーンってやつです。よくある「Yeahhhhーー!!!!」みたいに伸ばしてるあいつですな。大抵最後はどっかでコードトーンの音に落ち着きます。

 

 

 

先取音

 

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先取音

 

次のコードの音を先取りしているものです。前のコードの終わりにちょっと出てきて次のコードでも同じ音を鳴らすことでいい感じに落ち着きます

コードの終わりにちょこっと が入りますが直後に Am に変わりもう一度 C を打ち直すことでしっかりと落ち着くことが出来ます。

 

 

 

逸音

 

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逸音

 

コードチェンジの直前に現れる音で次のコードトーンの音を先に鳴らします。先取音に似ていますが先取音は同じ音を二連打するのに対し、逸音は二連打せず別の音で落ち着くという特徴があります。

画像は Am のコード中に現れた逸音 です。Amの間はどこにも落ち着かず次のFコードに入って初めて落ち着きます。放置された経過音や刺繍音みたいな印象ですね。基本的に前の音はコードトーンを鳴らしその後に現れます。

 

 

 

倚音(イ音)

 

「イオン」と読みます。スーパーみたいな名前で親しみやすいんですがダントツで判別しづらく初心者泣かせの音です。

ぶっちゃけ他の非和声音は楽譜でも理解できるかもしれませんが、こいつに関しては絶対に耳で聞かないとわかりません。そして上手く使いこなせば名曲を作れる鍵となる音です。

 

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倚音

 

倚音はコードチェンジされた頭からいきなり出てくる非和声音で、最初に飛び出した後に下のコードトーン(稀に上)に落ち着きます。今までの非和声音は前後がコードトーンか前にコードトーンの音があるので判別しやすいのですが、後ろにあるとコード付をする時に非常に混乱しやすくなります。

有名な曲でサザンオールスターズの「TSUNAMI」のサビやBeatlesの「Yesterday」の出だしで使われています。

説明しても無駄なので動画をご視聴ください。聞きゃわかる。それが音楽さ

 

 

最後若干グダグダで申し訳ない。無理やり使おうとするのではなくコード進行を作っていったら何かそれっぽいものがあるという時に倚音の存在を疑ってみてください。そしてそれが倚音ならおめでとうございます。名曲になる可能性があります。聴かせてくださいね

 

 

 

まとめ

 

以上が主な非和声音の解説です。ご理解頂けたでしょうか?

最後に一点アドバイスなのですがメロディを作る時、自分の使いたいコード進行がある時はここで解説している理論を絶対に重視しないでください解説しておいて身も蓋も無いことはわかっているのですが、これらの理論はあくまで理屈です。

音楽制作や作曲に理論は必要?不必要?音楽理論の必要不要議論に終止符を!でも解説していますが音楽理論の正しい使い方は友達として向き合うべきということです。

メロディは生き物でありコード進行はそのメロディを引き立てる世界観を作ります。ここで理論を優先して制作を行ってしまうと制限ばかりになり作りたいものが作れなくなる、あなたの作った尊い作品が台無しになってしまう可能性があります。特にメロディ制作を行う際は理論を優先なんてもってのほかです。

ただし「なんかここ違和感があるなぁ」とか「もうちょっと良いコードないかなー」と迷った時はこのページはもちろん、インスタント音楽理論で解説した内容を思い出してメロディを変えたりコード進行を変えたり試してみてください。

あなたを支えてくれる素晴らしい友人になり、思いもよらない答えが見つかったりします。

 

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