スケール(音階) まずはCメジャースケールを覚えよう!
2016/03/02

音名
最初は音名の解説から入ります。
皆さんは「ドレミファソラシド」ってご存知でしょうか?
まぁ普通に知っとるわ。という話なんですが、まずはこいつらの音名を覚えるところから始めていきましょう。
英語表記の音名を覚えよう!
というのもドレミファソラシドというのは実はイタリア語の表記で音楽制作の現場ではまず使われることはありません。ちなみに日本語では「ドレミファソラシド」のことを「ハニホヘトイロハ」と呼びます。クラシック音楽とかでハ長調とかイ短調とか呼ばれているのを聞いたことがあると思いますがアレは日本独自の呼び方になりますね。
日本では奇妙なことにイタリア語と日本語がごちゃ混ぜになっており、児童の教育ではイタリア語。クラシック音楽では日本語。そして実際の制作現場では英語表記が使われます。統一せずにバカみたいにグチャグチャさせるところが音楽理論を分かりづらくしているんです。最悪です(^q^)
そしてこれから音楽制作をするにあたり貴方が覚えなければならないのは英語表記です。
というのも音楽制作をするにあたり使用するDTMソフトや理論書、そして制作現場の人間も全員英語で音名を呼ぶので音名を英語で呼べないと話しにならないのです。
周囲の人間がCやらAmと言っているのに一々ドレミで変換して考えていたら完全に取り残されます。
最初のうちは新しい単語や概念で頭を抱えてしまいますががんばりましょう!悔しいですがアメリカ様バンザイ\(^o^)/
ってことでドレミファソラシドを英語表記にすると
「C」 「D」 「E」 「F」 「G」 「A」 「B」 「C」
となります。
ド = C
レ = D
ミ = E
ファ= F
ソ = G
ラ = A
シ = B
ですな。音楽を作るにあたり周囲の人は必ずこの呼び方で呼びますし、当サイトも英語で音楽理論の解説を行います。いきなり厳しくてごめんね
ドレミファソラシはCメジャースケール
音名は良いとして皆さんはドレミファソラシが具体的に何なのかはご存知でしょうか?
こいつは音楽理論的に言うとCメジャースケール(Key C)という音の並びで一曲の曲を作るための音を集めた集合体なんです。このドレミファソラシを使えば作曲からアレンジまで丸々一曲作ることが可能です。
もちろん世間一般で出回っている曲はスケール外の音を使っているものもたくさんありますが、あくまでそれは飛び道具的な使い方をしているもので、メインで使う音はスケール内のものがほとんどです。逆にスケール外の音を使いすぎるとわけのわからんものになりとても聞けたものじゃありません。(ブルーノートとかミクソリディアンとかは除く 詳しくは別記事で解説します!)
Cメジャースケール以外のスケール
次に鍵盤がある方は「ド」からではなく「レ」から
「レ」 「ミ」 「ファ♯」 「ソ」 「ラ」 「シ」 「ド♯」 「レ」
と弾いてみてください。黒鍵が入って鬱陶しいですが応援してますので頑張ってください。
面倒な方は下にサンプル貼っておくんで耳で確認してくだされ。
いかがですか?
音の高さは違うけれどドレミと同じように聴こえると思います。
この場合はDメジャースケールといい「レ」の音をスタートにして七つの音を中心に曲を組み立てていきます。
察しの良い方はもうお気づきでしょうが、このスケールは「ド」「ド♯」「レ」「レ♯」…と全ての音から始めることができます。
「ミ」からだと…
「ミ」 「ファ♯」 「ソ♯」 「ラ」 「シ」 「ド♯」 「レ♯」 「ミ」でEメジャースケール
「ファ」からだと…
「ファ」 「ソ」 「ラ」 「シ♭」 「ド」 「レ」 「ミ」 「ファ」でFメジャースケール
「シ♭」からだと←ウザい
「シ♭」 「ド」 「レ」 「ミ♭」 「ファ」 「ソ」 「ラ」 「シ♭」でB♭メジャースケール
↑スケールサンプル
一個一個スケールを覚える必要はありません
理論的に書いていくと「スケール」やら「C」やらと聞きなれない単語が多く出てきて混乱しがちですが、この理論はカラオケでも使われています。
よくカラオケでキーが高いから下げるとかって言いますよね?(カラオケではスケールではなくキーと呼ばれます。謎)
これはメロディが高すぎるので曲中の音全部を下げてメロディを低くしようということになります。つまりスケール(キー)がCだろうがDだろうが曲の善し悪しに関係ないってことですね。
即興演奏やセッションをするならともかく、一個一個レミファとかミファソとか覚える必要なんてありません!今のDAWにはカラオケみたいに移調機能も付いてるんでとりあえずドレミで作って、後で声に合わせてキーをちょうど良い高さにすれば良いんです!
つまりドレミファソラシとは
「曲を作るときに使う7つの音を集めたもの。黒鍵が入っていないのでシャープとかフラットが無くてわかりやすいやつ!」となります。
ここまでゴチャゴチャ書きましたが、♯やら♭や出てきてもウザいんでこのブログでもCメジャースケールを使って曲の作り方を説明をしていきたい思います。
まとめ
・「ドレミファソラシド」とは曲を作るときに使う7つの音を集めた一例である
・ 音楽は基本的に7つの音を組み合わせて作られる
・「スケール」 「音階」 「キー」「ハニホ」など色々出てくるが基本的な意味は一緒。音楽理論はこうゆうのが多くて嫌