ドミナントを使いこなすコード進行!強進行とツーファイブについて解説
2016/02/27

今回は強進行について解説します。
強進行は以前解説したカデンツの補足知識なんですが、これだけ知っていても役には立ちません。このページだけ読んでもつまらないし制作に活かせはしませんが、応用に入ってくるととんでもなく重要な知識になってきます。だまされたと思って読んでみてください。
強進行とは
強進行とはルート音が完全4度上に移動するコード進行のことを指し、コード進行の響きとして最もスムーズですっきりする進行と言われています。
具体的なコード進行としてC→FとかG→Cですね。カデンツの解説の際にも使いまくったアレです。
C(1度)からみて4度上のコードはFでしたね。ということでC→Fの進行は非常にスムーズでキレイとなります。
次はG→Cのコード進行。ドミナントからトニックの流れになりますね。
Gを1度として4度上のコードはCですね。ということでG→Cの流れは最高となります。
ここまで読んでいただいて多分ご覧になっている方は「だから何なの?」「音楽理論ってやっぱクソ」と思っているかもしれませんがそんなこと言わないでさ。まぁもうちょっとお付き合いください。
ツーファイブ
上の解説では実感が沸かないかもしれませんが、更に実感が沸かない解説をします。
最初に完全4度上へのコード進行は非常に強力だということを解説したのですが
「じゃあ4度上→4度上で繋げれば良いんじゃね?」ということでツーファイブという理論があります。
具体的にどんな進行になるのか、先ほどのG→Cの進行を例に解説していきます。
では?の部分のコードは何になるでしょ-か?Gが4度上になる音は…
Dですね。CメジャースケールではDはマイナーコードになるので?のところはDmが入ります。
ってことでDm→G→Cの進行がツーファイブとなります。
サンプル「Dm→G→C」
ディグリネームで見るとⅡ→Ⅴ→Ⅰの進行になるからツーファイブとなります。まぁ何ともひねりのないネーミングです。もうちょい何かなかったのかね?
以上が強進行とツーファイブの解説になるんですが、はっきり言って「だから何?」「やっぱり何も無いじゃん」「ふざけてんの?」「死ね」感がものすごいですよね。僕も音楽理論を勉強していた際この理論が何の役に立つのか全くわかりませんでした。ただこの理論は応用に入ってくるとメチャクチャ使う知識になってくるんです、いや本当に。
それでも納得できない方はセカンダリードミナントの記事を読んでみてください。何で強進行と呼ばれるのかがわかると思います。